法隆寺に行く

どういうわけか、法隆寺にいく。
学生の時に行ったのが最後だったと思う。
こんなに広かったかな?というのが最初の感想であった。書写山にいったときもそうだったが、30も後半になると、歩くことの意味が変わってくるのだろうか。それとも空間認識が異なってくるのだろうか。
東室とかそういうものに目がいったというのは、少しは賢くなったものじゃと思う。
さて、門前の手水の横に立っている「東院大伽藍 是ヨリ東三町」という明治40年に奉納された案内の石碑の施主に「宇宙霊界中住人 吉村長慶」という名を発見する。写真を何よりも念を入れて撮影する。こういうものに導かれるというのは、至るところに至ってしまったと思う。
「吉村長慶」なる人物であるが、安達正興『宇宙菴 吉村長慶』(奈良新聞社、2011年)という本が出版されているらしい。著者のHPによると、宇宙教の創唱者で、各地の神社仏閣に個性的な石造物を多数寄進している人物のようだ。行ったことのある寺社も多い。今まで「遭遇」できなかった不明を恥じるばかりである。
早速、購入した。