しめだされる

7時頃、稽古が終わって、研究室のある棟に戻って、さて、オートロックの鍵を開けようと番号を入れたのだが開かない。よく見ると、ノブの所の鍵がかかっている。暗証番号を押して開ける鍵はあいても、ノブの方の鍵はあけられない。
なぜこんなことになっているのだろうか?
30分ほど誰か出てこないかと思って待ったけれども誰も出てこない。電話をしようにも、家へ帰ろうにも荷物を全て研究室においていっているのでどうしようもない。
飯も食えないし、お茶も飲めない。奥さんに怒られるのに、電話もかけられない。
ということで、秘密の隠れ家にいくことにする。けれども、食べ物がない。あさってみると、ホールトマトの缶詰が一個あった。塩を入れて、暖めて食ってみる。食えるけれども、ホールトマトだけではおいしくない。