立派な葬式。葬列が墓に来て、埋葬がはじまっている。
墓の横に深い谷がある。その谷には大きなダムがある。ダムの堤の真ん中に弘法大師の祀ってある祠があってシキミが供えてある。
その祠は、ダムの堤のへりを通って行かなければならない。いきしなは、何事もなく行けて、ダムの向こう側にある建物までいった。その建物は古い火葬場であり、人を焼いている最中であった。
焼き場から再びダムの堤の中程にある通路を通って谷の向こう側に戻ろうとしている。ちょうど真ん中の祠まで来て、祠を見たとき、堤の高さに足がすくんでしまった。通路は人一人が通ることのできる幅で、柵がない。一度足がすくむとどうしても進むことができなくて、立ち往生している。
一緒にいた人はさっさと先に進んでしまって見えない。なんとか進もうとするのだが、下をみてさらに足がすくんでしまう。