「文系の博士号、難しすぎ?」

昨日の朝日新聞http://www.asahi.com/life/update/0212/003.html)の記事にこんなんがあった。
博士課程3年でD論書ける人間は、7%しかないらしい。
ちなみに、私は5年かかりました。3年でD論出そうと思ったら、とても優秀な人以外は、かなりの思い切りと、太い肝が必要じゃないかと思うんだが、どうなんだろうか。
論文の形式で、300枚を揃えようと思ったら、50枚の論文を一年に一本かいても150枚だから、300枚にはほど遠い。一年に50枚の論文を2本書いてやっと300枚である。それも、やっと論文の書き方がわかったようなわからんような頃に年二本はしんどい。(今でもしんどい。)半分を史料紹介とか、報告書的なもんとか、見通しをかいたような感じの文章で埋めてなんとか300枚か。
おまけに、D論は、頭からけつまで一応まとまってないと具合が悪い(らしい)。私のように、興味関心が散漫で、一つのことをするのがしんどい人間にはさらに険しい道である。
逆に、理系の人たちは、博士論文というのを3年でどうやってかいているんだろうか。そちらの方が謎だ。
それよりも、学位をとったらどこかで飯が食えるようにしてください。学位論文出したら、「何かがある」と思えなければ、というか、何かないと、わざわざ学生の身分を捨てて、身分なしの身分なんかせんたくできんじゃないですか。