逮夜

夕方、ひどい雨の中を家に帰る。
初七日の逮夜。
お寺さんがきてお経をあげてくれる。
村の組の人が寄って御詠歌をあげてくれる。
四十九までは真っ暗な道をあるいとってやから灯明を絶やしたらあかんとか、線香二本たいたら煙が二本たって道迷うとか、施餓鬼は戒名に従ってん十万とか、そんな話をする。