歩く

夕方前に、山の方に向かって歩く。古い寺を見物。
掃除してないな〜、と思いながら、近世の宝篋印塔の銘文をみて、さらっと流して次へいこうと思ったら、その脇に灯籠のできそこないのような小さな石造物がある。その銘文をみて驚愕する。以前某論文を書いたときに、資料がほとんどないので、こんな風習ほんまにあるんか、と怪しんでいた風習をまさに示している石造物を発見する。ここまで明確にその風習を示している遺物は報告されていないのではないか。「へー」と思わず声を出しながら写真を撮る。
→その風習について論じた論文にはあがっていなかったが、某ディープなテーマのデータベースを検索したら既に報告があるらしい。残念。

古い道に沿って、村づたいに歩く。
途中、墓があったので、墓の見物をする。おぉ。ええ墓や、などと思いながら墓をみていたら、入ったところと反対側に、教育委員会の看板が立っていて、行基のつくった河内七墓の一つとかいてある。なるほどと納得。

寺と墓でフイルム2本。途中で足らなくなった。