次はあるのか

最近、「次はあるんやろ。」とか、「次はどーされるんですか?」とかと聞かれることが多い。
「次はあるんやろ。」については、「未定です。確実なことは、現在の延長上には「次」はありません。」と答えるしかない。
「次はどーされるんですか?」については、「分かりません。来年のことは来年になってみないとわかりません。」と答えるしかない。
「次はあるんやろ。」というのは、私が出身大学の助手になったので、そのまま上の方まであがっていけるとゆう認識なのだろう。しかし、世の中はそんなにうまくできていない(むかしは、そんなに上手い世の中があったのかもしれないが、そんなことは知ったことではない。ちなみに、「僕らの頃はほんとうに給料が二倍になった」とか、「僕らの頃は、しばらく待てばどこかにはいけた」という想像だにできない世界もあったようだが、そんなことも知ったことではない)。任期付きの助手(今は助教)は、任期が切れればそれでおしまいなのだ。
この前、後輩に聞かれたときは、「氷でできた階段登っとんねや。ここ何年かは、滑らんと、階段も割れんとなんとか登ってこれたけど。来年はしらんで。踏み外すかもしれんし、滑って落ちるかもしれん。階段が崩れるかもしれん。落ちたら、死ぬしかないねん。」と答えておいたが、死ぬのだけはなんとか避けたい。