キヨスク

12時から1時半まで電車に乗るので、昼飯は電車で食わなければならない。
二つ目の乗り換えで、飯を買おうとした。
時間は二分。前にきたおばちゃんが、「120円やのうて105円ちゃうの?」と言っている。
次のおばちゃんが赤福を買って、「保冷剤ないの?」と言っている。売り方みてみい、赤福は腐らんようになっとるんじゃ、などとはいわない。
やっと私の番になった。キオスクのおばちゃんといえば、こちらがお金を出すのをもたもたしていたら怒られるくらいの勢いがあって、かつみんな急いでいるのだからそうしなければいけない。
しかしこのおばちゃんは、もたもた袋につめる。「これ乗りますねん」と言ったら、「え〜」とかいう。
そんなことを言っていたら発車となりかけたので、「よろしわ」と言って電車に飛び乗ることになってしまった。
キオスクのおばちゃん魂はどこへ行ってしまったのだろうか。
そして、朝飯も昼飯も食わず調査を完遂できるのだろうか。