論文の序章を最後に書くこと

ふと思い立って、再来月(もうすぐ来月だが)の下旬にしめきりという30枚の原稿を書き出す。
もう調査は終わったやつで、前にも一回どこかで話したことがある内容なので、資料は頭に入っているし、筋もできている。
けれども頭をかくのに時間がかかる。共同研究で書かなければならないので、頭だけでもそのテーマにあわせておかなければならないということもある。
う〜ん、と頭を悩ませていたところ、気づくと他のことをしていた。
学部生の時に、卒論をかかなければならなくなって、ある先生が、「論文の頭は一番最後にかくものだよ。」といっていた。そんなことどうやってするのかよくわからないが、そうらしい。
私の場合、資料をみていると、ある時ざっと筋が通ることがある。資料の多い少ないではない(あまりに少ないと筋をつけようもないが)。ばらばらとした資料が全部きちんと並んでくれるのである。
そうなるまでは書けないし、そうなれば頭からかくしかない。もちろん、おけつに至ったときに、頭の方を書き換える必要性が起こるが、大きくかわることはない。
「論文の頭は一番最後にかくものだよ。」という書き方はどんな書き方なんだろう。