お仕事の打ち合わせ

自動車で片道130km走ってお仕事の打ち合わせ。着く前に自動車を運転することで気が挫けそうになったよ。

仕事は某資料館に寄贈された近世初頭の文書の調査(特に主要文書の翻刻作業)。私が代表で引き受けることになる。
お金は基本的にでない。
「ただ働きはしたらあかん」とえらい人に何度かいわれたことがあり、確かにそうであることよ、と思ってはいるのだが、またしてもただ働きをすることになってしまった。
こういう作業は、対価に見合った額をきちんと払っても100万円も要らないお仕事である。100万円もかからない仕事ではあるが、地域の文化にとってみれば、今後100年、200年経っても決して価値がさがることのない仕事である。目先の利益はほとんどないけれども、長い目でみれば費用対効果は極めて高い。高いのにお金はまったくつかない。
私が、マスターのころはまだこういうのにつける金があったはずだ(少しは稼がせてもらったこともある。でもよくかんがえれば「一昔前」の話だ。。。)。今はもうどうしようもないくらいにお金がない。某資料館も予算6割減だそうだ。
ただ働きすることに対して不満があるのではない。こういうことに金がつかなくなった世の中ははたしてよい世の中なのかということをいっているのである。