橋下知事の隠し撮り調査

こういうのにかかわるとあほがうつりそうですごーくいやなのだが。
もし、私がこれを資料として提示された場合、私設秘書にやらせている時点で内容の客観性が担保できない。私設秘書が、どれほどの調査をする目をもっていたのか、調査をする技術をもっていたのかがわからないので資料として使えるか判断できない、という感じで資料には使えないと思うのだが、弁護士としてはこういうものでも判断材料に使っていいのか?
少なくとも、国際児童文学館の職員の支持をとりつけることは未来永劫できなくなったことは間違いない。職員を動揺させてなんかしようという心理作戦としては効果的だろうが、下卑た管理職がやってしまった、というのならまだしも知事がやるようなことではないだろう。

橋下知事、職員の仕事ぶり「隠し撮り」 国際児童文学館

2008年9月6日19時44分

 大阪府橋下徹知事は6日、府が財団法人に運営させている国際児童文学館吹田市)で、職員の働きぶりや展示の工夫などをチェックするためにビデオの隠し撮りをしていたことを報道陣に明らかにした。府の財政再建案には文学館の廃止が盛り込まれており、知事は「あれだけ(存廃を)大議論したのに努力の形跡が何も見られない。府議会が求めればビデオを見せたい」と語った。

 知事によると、私設秘書にビデオカメラを持たせて8月中の2日間、存廃の論議が進む複数の公の施設を「覆面リサーチ」したという。文学館以外にどこを調査したのかは明かさなかった。

 文学館のビデオを見た感想として、「マンガばかりが並んでいるから『マンガ図書館』に名前を変えるべきだ」「職員にやる気がない」と厳しく批判した。

 財政再建案では、09年度中に文学館を府立中央図書館(東大阪市)へ移転させ、財団法人の存廃についても結論を出す。知事はこの日に視察した中央図書館については「レイアウトなどを大変工夫している。やっぱり人が集まる施設でないと努力しない」と語り、文学館移転のメリットを改めて強調した。
http://www.asahi.com/politics/update/0906/OSK200809060040.html