義務の寄附

科研費の継続が見込めないので、研究なんとか課から、図書の寄附申込みをはやくしろ、とかいわれる。
なんとなく来年度は別の所で科研費を受け入れてもらって、なんとなく別の所では、何万円以下の書籍は自分のものにしてもいい、という規定があるはずだ(そうでなくても、何とかすれば抜け道があるはずだ!)とポジティブに考えていた。だから、この「寄附」する本は、自分のものになるに違いないと思っていた。だから人にあげたくない。あげたくないけれども「寄附できません」とか「寄附したくないです」とかはいえない。
寄附というのは、いままで自発的にするものだとばっかり思っていた。嫌だと決して言えないものでも寄附という言葉を使っていいのだな。
ただ、某出版社の経営を少しでも助けてあげようと思って、社長が絶対に売れないといって歎いておられた論文集を買ったものがある。これは是非寄附いたしたい。