調査2つ

午前中祭り1の調査。
昨日は宵宮で太鼓御輿がでる。今日は本宮で曳山がでる。太鼓が7つ、曳山は10出て某地域内では一番数が多い。
しかし、乗っている人数が、11人というところもあれば、2人というところもあって厳しい。2人とか少人数のところはテープで囃子を補完してある。囃子もあまり稽古できていないところが多い。こちらは不思議と乗っている人数とは比例していない。3人だけでもきちんとやっているところもあれば、あふれんばかりに乗っているのにいいかげんなところもある。
午前中祭り2の調査。
宮入は3時から。曳山1と太鼓御輿2がでるときいたような気がするのだが、出ているのは太鼓一つだけ。話を聞くと、子供が少なくて一時どこの村も出せなくなったので、3年前から氏子3村組合で出すようになったらしい。
むかし(この昔がよくわからん。話を聞いた人は「昭和30年代」といっていたのだが、横笛を学校で習う縦笛にした、といっていたので、これはかなり最近のことのようにも聞こえる。もうちょっと年代について頭がはっきりした人に確認をとらんとようわからん。)は曳山3、太鼓御輿3がでていたそうだ。
この神社の祭りでの曳山・太鼓御輿が衰退した最大の要因は、いまだに乗り子が女性に解禁されていないことによる。女の子をのせるようにさえすればどの村も出せるらしい。
宵宮は、太鼓御輿はでずに、各村から伊勢音頭をうたいながら高張りを12(計36)ももって宮入するらしい。
某地域の近世祭礼の類型については、某地域の西部は某神社と某神社を基準に考えていて、東部は某神社を基準にして西と東でわかれるのではないかと思っていた。2つの祭りをみてその推測はだいぶん違うらしいと思った。もう原稿ができて提出しているのだが、かなり組み直さないといけなくなる。困ったな。