調査

朝7時半に家を出て、10時から調査。
ある人から「うちに祀ってある宝篋印塔みにきーな」といわれたのでみにいく。
宝篋印塔をみて、仏壇にある宝篋印塔の主にあたるという人物の位牌をみせてもらう。
座敷にあがると、位牌よりもなによりも、天井までとどこうかという立派な松のたった歳徳神が座敷の真ん中に座っているではないか。
位牌も位牌だが、歳徳神に目がいって仕方がない。
「こっ、このトシトクサンは毎年つくられるんですか」と年中行事のききとりに変更。
イノコ→正月儀礼→苗代づくりと教科書を読むようだ。
近隣の事例と矛盾することはないので、このように伝承されてきていると思っていいのだろうが、あまりによくできているので思わずこの人は何か勉強しているのではないかと疑ってしまった。
話した雰囲気ではそんなことはないと思うのだが、そう思わせるくらいよくできている。疑ってかかるわけではないが、心の隅にはとめておきたい。