琴光喜事件に思うこと

相撲界は、やくざとつきあいのある親方がいるとか、琴光喜をはじめとする多くの力士が、やくざが胴元となっているらしい野球賭博に手を染めていたとかいうので喧しい。
相撲取りがやくざとお友達なのは、当たり前じゃないのか?ということはしばらくおくことにして、親方連中はやくざとお付き合いがあるのに、どうして、琴光喜野球賭博をばらすぞ、と脅されたときに効果的にやくざ人脈を利用して話をつけなかったのだろう。やくざとお付き合いをするメリットを何にも利用していないように見える。まったくよくわからない。
そもそも、琴光喜は、報道によれば何千万円もすっているそうだから、上客の一人であるはずだ。琴光喜が要求したという勝ち金がいくらだったのかよくわからないが、上客を脅すというのはよくわからない。
胴元がだまっていないのではないか?胴元も関わっていると言うことだろうか?どちらにしても、こういうことがあれば、世間にばれなくとも、胴元としては、上客を失うし、相撲取りの客もすくなからず離れていくだろうから何の得にもならないはずだ。脅した人間が独断でやったとしたら、胴元から目をつけられるのは必然であるから、大変な危険をおかしているということになる。その道での生命をみずから絶つようなことをするほど金銭的に追い詰められていたのだろうか。
そもそも、やくざというのは、こういうもめごとを裏ですべておさめてくれるからやくざというのだと思っていたのだが、違うのだろうか。相撲取りは、金づるとして、やくざに上手く利用されていただけなのか?それはそれで相撲取りの面子まるつぶれな話のようにも思われる。
どうもこの事件はよくわからん。