「なんか宗教っぽい感じ」

講読の授業。今日は2人。たいへん有名な研究者の昭和30年代の論文を読んでいるのだが、つっこみ所満載である。
結論は納得できるのだが、その過程に出て来る事例の解釈がどうにも納得できない。事例も極端すぎる。
生前批判されていた理由が少しわかった気がする。
学生に、「3人しかおらへんねやから自分ら思うことゆうたらええねん。」といって促したら、「難しくてわからん。なんか宗教っぽい感じ。」とかいう。「なんか宗教っぽい感じ。」というのは分からんでもない。
分からんでもないが、私のこの分野についての基本概念のその底にあるもっと根源的なところから話をはじめないといけないようだ。