講義の準備

夜、10時ごろから講義の準備をはじめる。
講義で検討すべく何年ぶりかに35年前に書かれた最も基本となる論文を読み返している。近年の動向からは批判されることの多い論文だが、改めて読むと、現在主要なテーマとなっているところはすべて触れてある。恐ろしい。
それらに触ながら、本質論と分類論に帰結してしまったところが限界であるし、それがその後20年くらい研究の停滞も招いてしまった。
しかし、今に続く問題意識が既にその中にあったということはもっと評価すべきであろう、と読み直して思った。