ETV特集をみる

ETV特集「日本人と自画像〜東京芸術大学 4800枚の証言〜」をみる。
私の妹が東京藝大(なんかこう書くのがよいらしい)の油画科を出ていることもあってみてみた。
明治から現在までの卒業制作の自画像から時代性とか個人のなんとかとか、そうゆうものをいろいろやっていた。
最後のほうに出ていた、芸大の女学生一期生の人が、数年前に絵をかくのをやめて、死ぬのを前にしてものを整理にかかっている、というのをやっていた。番組の中で、自分の絵を切り裂いて、「これで20円の袋に入れて捨てられます。」といっていたのが印象深かった。絵は捨てられるが、活字にした論文や報告書は絶対にどこかに残っている。恐ろしいことだ。
芸大は絵だが、自分に向き合うのは卒論でも同様であろう。明治から現在までの卒論で同じ番組が作れるのではないか。あるていど量があればそれなりに傾向がでるのではないか。
勿論、私の卒論など切り裂いて、20円の袋に入れて捨ててしまいたいので、とりあげられるのは御免であるが。