「あかんたれ」

だいぶん前からテレビ大阪で「あかんたれ」がやっている。
しばらく見ていなくても大筋がわかるというのはすばらしい。
とうさんが、鴻池のご隠居からもらった1000円はどう活用されたのだろう?大変気になる。
さて、だるま堂の若奥さんの機転(みてないけど多分そうだろう)で、偽ステテコは駆逐され、成田屋のステテコは大売れするようになったようだ。やっと成田屋も立ち直れそうだ。
しかし、ごりょんさんは、呉服屋ののれんにこだわって、ステテコを売るのがどうしても我慢がならんらしい。仏壇の前で泣き崩れながら、安造が帰ってくるまで、とかいいよった。ごりょんさんは、安造が出ていくときに、死んだらよかった、とか言っていたくせに、そして、若だんさんが帰ってきても、絶対商売がうまくいくはずないのに。分家の治三郎も成田屋の奉公人達に酌をさせられて辱めを受けたけれども、許してもらえる感じだ。
こいさんは女で初めて商業大学出ただけあって、秀松のステテコ商いについては認めているが、色恋や肉親がからんでくるとどうしようもなく判断力を鈍らせてしまう(音松は、どうして成田屋の商売を手伝うようになったのだろう?この辺の経緯も見てないのでよくわからん)。
そんな感じで成田屋は、親族関係を清算するか、割り切るかできればすぐにでも浮き上がれるのに、と思っていたら、安造をだました詐欺師がまたでてきた。愛子は詐欺師から金をもらっていたらしい。ぐるだったのだ(自明のことなのか?けれども、ちょうど愛子が安造に心底愛想をつかして別れようとしていた所だった。どうなっとるんだ?愛子の腹には子供もいるらしい。だれの子だ?安造のか?この辺は、安造が家を出てから以降全然分からん)。それにしてもすごいな。仕込みが長い。おまけに、成田屋から金を絞り出せるようになるまで半年か一年くらい待つらしい。プロはすごいな。
それにしても、ごりょんさんの商売と身内との切り分けのなさにはいらいらさせられる。手かけの子に店を仕切られるのがいやなら、とうさんに婿を取らせて、男は分家なりなんなりさせればよかったのだ。秀松も遠慮してどうしようもない。大番頭も意見をすべきではないか。
やっぱり、成田屋全体のもんだいだな。