卒業検定

今日は卒業検定であった。落ちた。ちなみに、わが自動車学校では、卒業検定の不合格率は5%らしい。この数字を見るとたいへん珍しいようだ。
恐らく、最大の要因は、道を間違えたことによる動揺であると見ておきたい。
道を間違えたから終わったわけではなく、方向転換で失敗した。
道は、

一個目の信号を右折、まっすぐ走って、高架をくぐった次にある「○○川」という信号を左折

というのを間違えた。
高架を渡って、「○○川」という信号の看板が見えた。

『○○川』あった。○○川を左折、う〜ん、ほんまに『○○川』で左折か?

と思っていたら行きすぎてしまった。「ほんまにここの『○○川』で左折か?」と思うところが一個多い。30km/hくらいで走っていると「ほんまに左折してよいんか?」の次に「曲がろ。」と判断できて曲がれるのだが、50km/hだと、「曲がろ。」と思う判断がおりる前に通り過ぎてしまう。

ということで、間違えた後、一旦とまれ、といわれて、止まって、どっかで一回まがって終わった。一応終われたが、動揺する。
動揺がおさまらないまま、方向変換をする。いまだかつて失敗したことのない方向変換で失敗してしまった。

終わってから、「方向変換なんで失敗したかわかりますか。」と聞かれたが、こっちは手順を聞いた通りに再現しているだけである。
道を間違えたのは、「どうゆうふうに地図みてたんですか。」と言われて、「一個目右、○○川左。」といったら、「そんな地図の見方してたんですか。そんなんで知らない道を走れると思うんですか?○こ目の信号とか、そういう風に……。」といわれたので、「いや。高架を過ぎたら次の信号やと思てたんですけど。」とかいったら、「高架をすぎたらすぐだと思わないと。」とかいわれる。
そういうことは全部分かった上で、「ほんまにそこか。」と思ってしまったわけだから、こいつのゆう経路云々とは違うのである。

地図の上での経路は分かっているのだが、自分の頭が納得しないので、曲がれなかった。

と言えばよかった(この感覚が果たして一般に通じるのか自信はない)のだが、頭ごなしにいわれるし、口では説明できないし、たいそうもどかしい。

さて、全部分かった上で、「ほんまにここか?」と思ってしまったときは、どうすればいいのだろうか。