貧乏ポスドク(予定)の弁

上記のように、常勤の助教ポスドクではかくも収入が違っている。ポスドクの収入が少ない、というよりも常勤の助教(任期付き)の給料は貰いすぎの感がある。
パーマネントならばこれくらいもらっていても一向にかまわない(学部卒から数えれば10年くらいも収入がなかったのだから、その損失を補填するためにももっと貰うべきだ)。しかし、任期付きならば、この給料を半分にして、任期を倍にしてもらったほうが有り難い。
一年間遊んで暮らせる貯金ができるのは有り難いが、それ以上に貯金はなくとももう一年身分があるほうがはるかに有り難い。
あるいは、給料を半分にして、倍の人員を雇って貰った方が多くの人と痛みを分けることができるだろう。
給料を半分にすると生活が苦しくなるので、給料を3分の2くらいにして雇う人数を少し増やすか、任期を少し伸ばすというのでもよい。
任期付きとはいえ、常勤どうしで差別的待遇はいけないという人もあろうが、こういう差別的待遇を喜々として選ぶ人間が出れば、世の乱れを(大学内と大学外の)世間に知らしめるのにはよいのではないか。
こういう制度になれば、教職員組合としてもオーバードクター問題に取り組んでくれるのではないか(その前に組合とすれば認められないか)。