「マッハ」(2003年、タイ)

テレビ大阪でやっていたのを思わず見入ってしまう。
古美術窃盗団(タイのヤクザ?)に盗まれたモンバクという聖像の首を取り返すために村のヤクザ者とムエタイの達人と女の子が古美術窃盗団と戦うという映画。ボスが美術的価値はないとほったらかしていた首を取り返す過程で、ボスに恥をかかすは、ボスの盗品の隠し場所をみつけて警察に通報してボスは商売ができなくなってしまうはとボスは散々な目に遭う。最後に、商売ができなくなったボスはみんなを始末しようとするが、逆にやられてしまい、「私が神だ!」と豪語していたボスは、自分が盗掘していた大仏の首に潰されて死んでしまう。因果応報。
主人公は足で手で肘で棒で確実に(執拗に?)敵の頭を攻撃している(死ぬぞ)。ムエタイというのは恐ろしい武術だ(これがどこまでムエタイの本質を表現しているのかは全然分からんが)。敵を倒したあと残心のような構えを必ずとっているのだが、残心なんだろうか。
よいもんに関わる人物が平気で死んでいってしまう。特に女の子はお姉さんは麻薬の売人から足を洗いたいというとヒモに麻薬を食わされて死ぬし(お姉さんのヒモは死んでない、と思う。)、最後のたのみとなっていた(?)村のちんぴらは死んでしまうはと悲惨だ。