高知で調査

高知で調査。
無事行き着けるか、と心配していたのだが、やはりなかなか無事には行き着けなかった。
切り返し不可能な道に入ったり、車一台しか通れなくて、左は川で右は田んぼみたいな所に迷い込んだり。
車がないととても行き着けないところだったが、車でいくと大変なところだった。
調査すべき神社に行って、一通りみたあと、田んぼしているおばあさんに聞き取り。「青い屋根の家」にいけ、と告げられる。
「青い屋根の家」にいってみたが、留守。
村の中をふらふら歩いて、ちょっと大きめの家が固まっている一角に突撃する。こういう家は、玉砕か大収穫かの二つに一つしかない。
玉砕した。
心を痛めた後、もうかえろうかな、と弱気になったところで、自転車のおじいさんを捕まえる。くぐもったはっきりしないしゃべり方をして、かつ「……ちゅうてきいとるきに。」とか時代劇の坂本龍馬みたいなしゃべりかた(もちろん、時代劇の坂本龍馬のほうがまねをしているのである)をされるのでよく聞き取れない。ただ、このおじいさん、「ぶらぶらしとるきに。」といって、「青い屋根の家」の人をわざわざ畑から呼び戻してくれた。
「青い屋根の家」から話をきいて、明治期の資料とかをみせてもらう。