調査

今日は、130kmくらい離れたところで調査でした。昼飯を食う余裕を持って出たのですが、近畿道で予期せぬ渋滞(落下物?)に引っかかりました。飯は途中のパーキングエリアでおにぎりを買って食いながら走って、到着したのはぎりぎりでした。中国道では時間をだいぶん短縮できますが、播但連絡道は一車線なので時間を稼げません。気をつけないといけないです。
帰りは、宝塚トンネル近辺で車線規制*1の渋滞にはまり往生しました。日本でも有数の渋滞地帯を最大の規制区域では1車線にしています。阪神高速の工事の時も往生しましたが、この工事もかないません。
さて、今日は90歳の伝承者です。年寄りの話をききたいと、60代の人も2人ついてきました。
複数人の聴き取りというのはよい時と悪いときがあるのですが、今回は非常によい結果がでました。特に、3人が同じ地区の人ではなく、同じ神社の氏子圏の別々の村から一人ずつでてきてくれたのは幸運でした。特に、二地区は町場、一地区は農村で農村地区はやはり同じ地区内にありながらも町場とは違った生活があることが分かりました。
また、生業の域を超えて、ある産業が地域全体を支配しているのですが、その関わり方がそれぞれ違った人たちなので、うまくさばききれたかどうかは分かりませんが、少なくとも単一ではないということはいくつかの事例で理解できました。
90歳の伝承者も驚くほど頭がはっきりしていて、信じられないくらいです。3時間半聴き取りをして、次回も続きをすることにしました。事務局は同じ人に2回も聞くのはいま一つな顔をしていましたが、どこの調査に入っても90歳であたまはっきりという伝承者を捕まえるのは至難の業なのです。
こういうところが分かってないのがやりにくくて困ります。
帰り、「今日の調査で報告書書けますわ。」といったのですが、それもいま一つぴんと来ないという感じでした。こういうぴんとくる感じを共有できないのは困ったものです。