お子様が食べない

最近のお子様は、「いや。」しかいわない。食事も「いや。」といって、ふりかけとのりとチーズとハムとかまぼことちくわくらいしか食べない。
奥様は、食べなあかん、といって食べさせようとするのだが、もちろんそんなことでは食べないので奥様は不機嫌である。
朝は、私が食べさせているのだが、私は無理にたべさせようとしたりしないので、「食べさせて!」と怒る。私は、「食べさせても食べへんし、食べへんゆうとんねんから食べんでもええがな。」というと、「食べなあかん。」という。「保育所で食べとんねやし、そもそも食うもんがないんやないんやから餓死したり栄養失調になったりするわけやないやん。」というと奥様はますます不機嫌である。
そもそも、「○○せなあかん」というふうに奥様の定規で基準を設定するからいけないのである。私は、
「そもそも食べるのが普通であると思うから食べさせないかんと思うわけであってやな、食べへん、というのを普通にしたら、何か一口でも食べたら、おおっ!食べた、と思て喜べるやん。基準を変えたらええねん。」
とすばらしい提案をしてみた。
しかし、奥様の不機嫌は増すばかりである。
子どもが食べないよりも、奥様の不機嫌のほうがはるかに家のためによくない。少なくとも、私の精神の安定上すこぶるよくないのである。