某写真データベースの入力作業

12枚で五カ所も撮影地がある。撮影した人間は見ればどこか分かるのだろうが、写真をみるだけではほとんど判断不能だ。
それでも、民家などの雰囲気で国レベルの大きな所は推測できる。幸い、一部の写真は、撮影者の著書に掲載されているものもある。それを繰ると部分的に「○郡○村○○」まで分かるものがある。その情報と、ネガケースの「○年○月○日 ○郡○村○○ ××」という記述を照合すると、なんとなくネガの順番がわかる。
ネガの順番がわかる、というのは、ネガケースのなかに1〜12まで並んでいる写真の順番がどう見てもネガケースにかいてある撮影年月日の時系列にあわない。

例えば、

  1 昭和31年3月21日 美嚢郡 イノコ
  2 昭和31年3月31日 養父郡 コト ←著書に写真収録
  3 昭和31年4月 家族旅行 ←これは分かる
  4 昭和31年4月 神崎郡 コト
  5 昭和31年5月5日 美方郡

とネガケースにかいてある(地名は兵庫県)のだが、写っているもので判断すると、ネガの順番は、1→3→2?……となっているように見える。著書の写真から、2の部分は特定できる。また、但馬臭い民家が写っている部分は、養父郡だろう。
ネガは3枚で一シートになっていて、それが4段ある。最初の段をみると、上下反転している。次の段から反転していない。
全てのネガを反転させると、1→3→2?の部分が、1→2→3と続くらしいことがわかる。
これで、どうもネガの順番は正しくなって、1〜3までは特定できた。
しかし、4と5がどこで切れるのか?
難儀じゃ。