「白い巨塔」をみる

夜、家に帰って、パソコンに向かっていると、父がNHKBSでやっている「白い巨塔」を見だした。
つい最後までみてしまう。
とりあえず、「浪速大学」の医学部では、教員が公募になると、厳格な業績審査があって、学部首脳陣が3人まで(政治的理由で3人になった)候補者を絞って、教授だけの投票で決めることになっているようだ。
これは特殊な事例(?)のようで、一般的には、教授の推薦で助教授がほぼ自動的に昇進することになっているようだ。その過程で、余った人材は、系列大学に下っていくことになっているようだ。
しかし、財前助教授の上にいる東教授の出身は「浪速大学」ではなくて「東都大学」なので、生え抜きばかりを採用してきたというわけでもないらしい。けれども、映画では、浪速大学は生え抜きで固めている大学だ、というふうな台詞があった。財前助教授の師匠は、どういう経緯で浪速大学に来たのであろう。
それはさておき、熾烈な政治闘争がおこなわれる以前に、厳格な業績審査がなされているわけで、偉い先生になるには、業績だけではだめで、それに加えて政治力もないといけない。
逆に、政治的なだけでは財前助教授の前任者のように、早々に退場することになる。