シラバス作成

実習の科目の来年度のシラバスの締切が今日である。
書いているところ。
「成績評価方法と基準の明確化」とかいう文書がついていて、それによると、来年度から成績は100点満点で出さなければいけないらしい。また、出席とか課題とか試験とかの点数配分をきちんとださないといけないらしい。
そういうしょうもないことをしないのが国立大学のよいところだと思っていたのだが、世の中はどんどん生きにくくなっているようだ。
こんな成績評価をされていたら、私などは学部を卒業できなかったのではないかと思ってしまうのだが、今の学生はそつなくこなしていっているのだろうか。そつなくこなせない学生が絶対にいるはずである。本当にかわいそうなことだ。
私が学部生の頃は、「○○先生の講義は、答案用紙の束を扇風機の前において、一番遠くまで飛んでいったのが優で、手前に落ちたのは可にするらしい」とまことしやかに語られていたものである。100点満点で成績を出さなければならなくなると、この先生などは、答案の飛び具合を100分しなければならなくなる。その労力やいかばかりであろうか。
これは誰にとって「よい」ことなのだろうか。