ニセモノにだまされてはいけない

初任者研修があった。
某中学・高校へいって、中学の古典文法の授業をみる。その後、研修を受ける人と、授業をした先生と、えらい先生が集まって授業の方法とかについて話をするという形式であった。
学会でいえば、発表者・座長みたいな感じなのだが、座長は、「助言者」という名前だった。
「助言者」というのはなんか、すごい名前だな。授業をした先生と見学した人と、「助言者」の権威権力関係はどうなっているのかな。
若い先生達は、体育会系のきちんとした挨拶をしたりして、なんか「わぁ。学校や〜。」という感じで居づらかった。ああゆうきちんとした挨拶とかできる人が「学校」からは評価されるのかな。学会とかの挨拶のしかたとはだいぶん違う。
それはそうとして、若い先生がほとんどだった。学部の新卒とかもおるんやから若いにも程がある。そんな中におっさんが紛れ込んだのだから、私は、(学校の名前にも支えられて)、どこかで既にたいへんな教育経験を積んだベテランのように思われてしまった。
どうしてここにいるのかといういきさつを学部卒で先生になった人たちに一言で理解してもらうのは困難な感じがしたので、「普通とはちょっと違うんですが」とだけいって、あとは誤解に任せておいた。
見学した授業だが、その学校のベテランの先生がやっていたのだが、「こんな程度でええんか。」と安心できた。ふにゃふにゃ具合はおいておいて、わたくしのやっている授業と質が異なる感じはしなかった。