結論を持たないで授業をする

大学の講義では、あえて最後の結論をはっきりさせないまま授業をはじめていた。
話をしながら、だんだん自分の解釈が定まってきて、最後きれいにまとまると、
「あぁ。私はこんなことを言いたかったのか。」
「あぁ。この資料をこんなふうに解釈したんか。」
と発見があって気持ちがいい。
これを中学の授業で何回かにわけてすると、最初に生徒に配った資料と最後に話したことが食い違ったり、生徒に配った資料でまったく説明しない部分がでてきたりする。
「それはええねん。授業で話したことが『正しい』ねん。」
といっても生徒になかなか納得して貰えない。
もっと恐いのは、親が納得してくれないことである。
最後まできちんと組み立てた授業なんておもしろいんだろうか。
少なくとも、やっている方はおもしろくないのだが、そういうのはやっぱり「いけない」のだろうか。

採点ミス

試験を返却する。
多い所で一クラスに14件のミスがある。大概は1、2点の問題なのだが、中には15点とかあがるものもある。
最近は、
「絶対に間違っていますから、必ず自分で集計し直してください」
といって生徒に集計し直してもらっている。
けれども、
「先生。マイナスを計算すると、ここで○点、ここで○点、ここで……、全部で17点ですよね。」
とかいいにこられてもマイナス分の数が多いので、私には暗算できない。
マイナス分での修正が大きいと判断できないので、「マイナスでは分からんから、プラスで計算し直してこい」
といい、修正の点数が大したことなければ、
「それでええか?正しいか?」
と確認して、その点数に修正する。
とにかく暗算ができないので、計算機を使うか筆算をしなければならない。計算機を使えば入力ミスが起こる。
まるだけつけて、集計は生徒にやらせる方がはるかに正確だと思う。

6*[日常]採点
二日目の試験の採点だが、論述以外は全部終わる。一クラスの三分の一くらいだけ論述問題の採点をしてみたが、コメントを書いていたりすると時間がいくらあっても足らないという感じだ。
返却は明後日なので、それまでに終わってしまわないといけない。。。